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2011年5月1日日曜日

紙箱


骨董市でフランス製のいい雰囲気の紙箱を見つけました。
その箱にはドラジェ(祝い菓子)が入っていたとのことで、機械の貼箱にはない手包みのような柔らかさを感じさせました。
早速、作成が可能か知り合いの紙器業者さんに現物を見せて見積もりをお願いしたら、
予想はしていたけれど、まずサンプルの作成を受け付けてくれない。
ならば...とりあえず自分で再現するしかないと、素人がイジと根性でサンプル試作を試みた。
が、問題は角のシワ処理。これが「たいへん」むずかしい。
なぜこんな厚い紙が、狭い角に規則正しく折れるのか....まったくわからない。
それが試作を10回こえた頃、意外にもあるヒントが降臨し、あれ!?...成せば成るのか?成りました。
「何事も10回やればなんとかなる....かも?」
この一件でそんな教訓を得ました。